エッセイその2:奇妙でゆるいキャラクター。
ハヤテノコウジ、というのはペンネームです。この名前を使うおかげで、キャラクターが起動します。
編集者いわく、ハヤテノコウジの第一印象は、「ダリに似ている!」だったそうです。
ダリに似ている、とはときどきいわれます。
サルバドール・ダリをネットで検索すると、細いヒゲが直角に上を向き、不思議な顔をしている写真がたくさん出てきます。自分も創作者の端くれとしては、ダリに似ている、というのはうれしいのかもしれません。
若かりしころのダリ、かっこいい!
ハヤテノコウジは、ネット初期に「ハヤテ」というハンドルネームで参加していたところ、同じ名前がたくさんあるのでもっと長くしよう、と思いついて付けた名前です。
某ロックンロールの大スターが「俺は良いと思うけど、●●(スター本人の名前)だったら何て言うかな?」といった、妥協を許さないキャラクターだという話を聞いたことがあります。
これと同じように、イラストレーターのハヤテノコウジ、というキャラクターにフェードインすることで、創作や表現が変わったり、ちょっと盛り上がってきます。
ベルギー製の個性的な眼鏡を、ハヤテノコウジとしての活動の時にかけて、変身!という切り替えになっているのかもしれません。
個性的な雰囲気のイラストレーターが本の完成を目指して、初めての編集会議のあと、ついに動き始めました。(つづく)
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